吉田が担当している各講義について解説しています
シラバス、履修要項も参考になさって下さい
適用学年 | 2年生前期 (第3セメスター) |
コース | 全コース |
シラバス | 近畿大学のサイトへ |
試験など | 定期試験を実施します |
概要 | 電気回路の授業内容は、大学を卒業した後に電気系のエンジニアとして活躍するためにとても大切です。また、三年生から開講される通信方式や電力関連の難しい専門分野の理解に不可欠です。この授業がわかると、これまで見えなかった電気の働きやが見えるようになり、それを自分で使えるようになりますので、是非、頑張って下さい。 |
講義回 | 講義内容のツボ |
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1 | 三相交流を学前に、単相二線式、単相三線式など他の方式について説明しました。これにより、三相三線式のメリットが明らかになったと思います。送電、配電システムにおいてメリットの多い三相交流について学ぶための基礎を学習しました。 |
2 | 三相交流に関する数学的な取り扱いの基礎を学習しました。三つの相が120度ずつずれた正弦波を発生することにより、得られる利点をまとめました。零相電流など、新しい言葉も登場しています。新しい言葉は登場する度に理解をして覚えるようにして下さい。後に実施される講義の理解が容易になります。 |
3 | 対称三相回路のY結線とΔ結線について学習しました。平衡な三相回路であれば、中性点の電位は無く、電流も流れません。相電圧、線間電圧、相電流、線電流などの新しい言葉を理解して下さい。漢字で書かれていると理解をすれば難しくない言葉だと思います。同時に、それらの大小関係なども把握して下さい。√3(ルート3)倍は必ず理解し、作図して説明できる様になりましょう。 |
4 | 対称な三相回路における電力の計算ができる様になりましょう。また、電圧、電流のフェーザ図も作図できる様になって下さい。これらを行う際に、力率も考慮して下さい。進み力率、遅れ力率、違いがわかりますか?? |
5 | 三相交流の長所を能く理解して下さい。単相と比較すれば理解(説明)しやすいと思います。また、回転磁界の発生やそれをを逆転させる方法も簡単でしたね。 |
6 | 新しい単元に入りました。交流回路でも重ね合わせの理やテブナンの定理が適用できます。重ね合わせにおいて、電圧源は短絡、電流源は解放して電源を単一化して計算を行い、最後に重ね合わせます。テブナンの定理は電圧源を用いて等価回路を考えます。 |
7 | 重ね合わせとテブナンの定理の練習問題を中心に進めました。ブラックボックス内の等価回路を推定するための、テブナンの法則の応用についても理解をして下さい。来週は中間テストです。よく勉強をしておいて下さい。 |
8 | 中間テストを実施しまた。 |
9 | 中間テストの解説を行いました。後期試験に向けてしっかりと勉強をしておいて下さい。また、解答作成に必要な注意事項なども把握して下さい。 ノートンの定理について学習しました。また、ノートンの定理を利用したブラックボックス内の等価回路の推定(仮定)方法も学習しました。簡単な事項なので能く理解をして下さい。 |
10 | テブナンの定理とノートンの定理を交互に利用して、複雑な回路を簡単化することが可能です。「はしごたたみ」ができる様になりましょう。交流ブリッジについて学習しました。基本的には直流のホイートストーンブリッジと同様の「たすき掛け」が成立します。 回路中にエネルギー蓄積素子が存在するとかと現象が生じます。キャパシタやインダクタがエネルギーを蓄積する機序について理解をして下さい。 |
11 | 過渡現象に於ける、定常解と過渡解について理解をして下さい。一般解は、定常解と過渡解の和となります。R-L直列回路の過渡現象について解き方を学びました。変数分離で解ける様になって下さい。また、「時定数」は何で決まるか、また、時定数から何がわかるかを理解して下さい。 |
12 | R-C直列回路の過渡現象を解きました。R-L共に、回路方程式を立てて自力で解ける様になって下さい。時定数の単位について説明できる様に理解して下さい。また、過渡現象が生じているときの電圧の時間変化のグラフなど記述できる様になって下さい。 |
13 | R-C直列回路を、電荷では無く電流を用いて回路方程式を立てて、その式を解きました。理想的には、電荷を用いた式と電流を用いた式の両方で解けることが望まれます。 |
14 | 特性方程式を用いた過渡現象の解法について学習をしました。R-L-Cの素子を含む複エネルギー回路について、3種類の異なる現象が生じることがわかりました。複エネルギー回路の3条件について、それぞれの条件でどのような現象が生じるのか理解をする様にして下さい。 |
15 | 複エネルギー回路が生じさせる過渡現象(すなわち時間特性)を描ける様になって下さい。また、電源が繰り返し投入されたり遮断されたりする様なパルス回路において生じる過渡現象も理解をし、微分回路および積分回路はどのような特性を示す回路なのか、把握して下さい。 |
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