第10章 数値電磁気学 / FEM経路

G: 第10章 有限要素法(FEM)

高橋則雄先生の有限要素法を入口に、メッシュ、補間関数、局所行列、全体組立て、境界条件、辺要素を動かしてから、弱形式、離散Hodge、節点力、位相自由度、誤差評価、高次基底、開境界のDtN作用素へ進みます。積分方程式を使うMoM、時間発展を直接追うFDTDとは異なり、FEMは偏微分方程式の弱形式から疎行列を組み立てる経路です。

1 FEMの骨格一次三角形要素と四面体要素で、分割・補間・組立て・境界条件を確かめます。
2 Maxwell適合離散化弱形式、Whitney形式、辺・面自由度、離散Hodgeへ進みます。
3 力と大域自由度節点力、穴を回る周期、切断面、ゲージを計算へ組み込みます。
4 解を検証して改善相補上下界で誤差を評価し、h細分・p高次化・hp適応を選びます。
5 無限外部を境界へ縮約DtN作用素を弱形式へ加え、Kelvin FEMとBEM/MoMによる実現を比較します。

Bossavitの橋:連続な場から有限要素へ

Bossavitの重要な見方は、場の各成分を節点へ無理に置くのではなく、0-formは頂点、1-formは辺、2-formは面、3-formは要素体積の積分値として離散化することです。Whitney形式は、この積分自由度を保ったまま連続な場を復元します。

\[ C^0\xrightarrow{\boldsymbol G}C^1\xrightarrow{\boldsymbol C}C^2\xrightarrow{\boldsymbol D}C^3, \qquad \boldsymbol C\boldsymbol G=\boldsymbol 0, \qquad \boldsymbol D\boldsymbol C=\boldsymbol 0 \]

接続行列 $\boldsymbol G,\boldsymbol C,\boldsymbol D$ はメッシュの向きと接続だけで決まり、計量と材料は離散Hodge行列へ入ります。F編の連続な場・座標変換を、G編でFEM、弱形式、離散Hodge、仮想仕事と節点力、位相自由度、相補誤差、高次階層基底と適応解析へつなぎます。

G編の全9回

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