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講義

2020年度の講義科目

2020年度は下記の表に示した講義科目を担当します。
科目名をクリックすると、講義情報が得られます。また、講義資料をダウンロードできます。

表の科目以外にも基礎ゼミ(1年生ゼミ)、エンジニアリングデザイン実験、
卒業研究ゼミナール、卒業研究、修士の特別研究、博士の特殊研究等の実験・演習科目を担当しています。

2020年度のオフィスアワーは毎週木曜日の午後4時~6時です。
講義内容の質問等、積極的活用してください。

理工学部

科目名 対象学科・学年 開講時期 シラバス
(下記をクリック)
備考
電気回路I 電気電子工学科1年 第1セメスタ(前期)   電気電子工学科1年生
(aクラスのみ)
光・レーザー工学 電気電子工学科3年 第5セメスタ(前期)   電気電子工学科3年生
(エレクトロニクス・情報通信コースのみ)
電気回路II 電気電子工学科1年 第2セメスタ(後期)   電気電子工学科1年生
(a、cクラスのみ)
電気回路I
講義テキスト 『解いて なっとく 身につく電気回路』 中野人志、浅居正充著
コロナ社、ISBN978-4-339-00834

近畿大学生協にテキスト販売を依頼しています。
各自、生協にて購入してください。

講義の内容 第1章 直流回路、抵抗回路とオームの法則
第2章 直流電力
第3章 キルヒホッフの法則による回路解析
第4章 直流回路における諸定理
第5章 交流回路
資料のダウンロード  
試験の範囲 第1章~第5章のp.43まで
光・レーザー工学
講義テキスト 『工科系学生のための光・レーザー工学入門』 中野 人志 著
コロナ社 ISBN978-4-339-00889-0
参考書はシラバスを参照してください

近畿大学生協にテキスト販売を依頼しています。
各自、生協にて購入してください。

講義の内容 光エレクトロニクスの基礎
光の波動性と粒子性
光半導体
光電効果
レーザーの原理
レーザー増幅
各種レーザー
資料のダウンロード  
試験の範囲 試験範囲等は講義中に指示します
電気回路II
講義テキスト 『工科系学生のための光・レーザー工学入門』 中野 人志 著
コロナ社 ISBN978-4-339-00889-0
参考書はシラバスを参照してください

近畿大学生協にテキスト販売を依頼しています。
各自、生協にて購入してください。

講義の内容 第5章 交流回路
第6章 正弦波交流のフェーザー表示
第7章 相互インダクタンス回路
第8章 共振回路
第9章 交流電力
資料のダウンロード  
試験の範囲 第5章 交流回路
第6章 正弦波交流のフェーザー表示
第7章 相互インダクタンス回路
第8章 共振回路
第9章 交流電力

大学院総合理工学研究科

科目名 対象専攻・課程 開講時期 シラバス
(下記をクリック)
備考
レーザー工学特論 エレクトロニクス系工学専攻
博士前期課程
前期    
レーザープロセシング特論 東大阪モノづくり専攻
博士前期課程
前期    

電気電子工学科3年生へのメッセージ

電気電子工学科3年生へ
レーザー工学研究室で一緒に研究をしませんか!

2018年8月一部改訂 電気電子工学科 中野 人志

電気電子工学科の皆さん(特に研究室配属間近な3年生)、レーザー工学研究室で一緒に研究をしてみませんか!
以下、レーザー工学研究室を紹介します。興味のある方は是非読んでください。

レーザー工学研究室について

レーザー工学研究室ではレーザー開発、レーザー応用、パワー半導体デバイスの高速動作に関する研究を行っています。
レーザー工学研究室に配属された方々には、日々の勉強・実験、週に1回のミーティング、学会発表等を通じて、課題解決法、結果の検証・考察方法、結果のまとめ方等を指導します。
「社会人として必要な素養を身につけるための訓練」を十分に行いますので期待してください。
皆さんは「自分自身を成長させたい」という意欲を多かれ少なかれ持っておられると思います。
自分自身が「私はここまで。。。」と思った時点で成長は止まってしまいます。
どうか自分自身を信じて、どこまでも成長の可能性を追求していってください。そのためのサポートを研究室では惜しみなく致します。
研究室には無限の扉が用意されています。「有意義な学生生活を送りたい」「研究にどっぷり浸かった生活をしてみたい」「楽しく、時には厳しく学びたい」「学生生活最後の年はしっかりと勉学に励みたい」という方は、是非、レーザー工学研究室への配属を希望してください。
3年生の後期に開講される「卒業研究ゼミナール」の授業中に研究室配属希望調査があります。
毎年、10月頃には配属が決定し、3年生は電気電子工学科の何れかの研究室に所属することになります。
是非、レーザー工学研究室を選んでください。
意欲を持って様々なことにチャレンジして、私(中野)を忙しくさせてください。
一緒に楽しく有意義な研究生活を過ごしましょう!
レーザー工学研究室には2つのコース(エレクトロニクス・情報通信、エネルギー・環境)からの学生が満遍なく配属されています。
自身の所属コースに拘る必要は無いかと思います。どのコースに所属していても心配しないでください。
意欲に勝るものは何もありません。

学外機関との共同研究

レーザー工学研究室は大阪大学レーザーエネルギー学研究センター、大阪大学接合科学研究所と共同研究を行っています。
共同研究を通じて、大阪大学大学院に進学した学生も多数います。
外部機関の先生方、他大学の学生、また企業の方々との接点もあり、多くの刺激の中で社会性を向上させることができます。

研究室スタッフ

研究室スタッフは、私(中野)、大学院生、現4年生で構成されています(詳しくはこちら)。
質問等があれば、遠慮せずに研究室(31号館7Fの中野教授室あるいはレーザー工学研究室)を訪問してください。
研究室の雰囲気を肌で感じることができます。また、実験研究用の装置をお見せすることもできます。

就職指導について

毎年、配属直後に個人面談を数回行っています。
皆さんには、社会に貢献できる電気電子エンジニアとして活躍していただきたいと切に切に願っています。そのための助言・サポートは惜しみません。
電気電子工学科の就職委員と連携し、適切な指導を心がけています。
また、大学院進学を考えている方は、大学院での就職指導体制についても知っておきたいでしょう。
とにかく、気軽に色々相談してください。

大学院進学について

大学院への進学は大歓迎です。今までに多数の卒業研究生(4年生)が大学院に進学しています。
大学院生にはレーザー開発あるいはレーザー応用に関する専門性を高める教育・研究指導を行ないます。
また、学会等での研究発表が必須となりますので、プレゼンテーションを主としたコミュニケーション能力が身につきます。
さらに、研究室スタッフとして4年生への研究指導を行ったり、学部授業科目のTA(ティーチングアシスタント)として学部生の教育指導も行ったりします(TAになれば給与が大学から支給されます)。
大学院に在籍していれば自然に教育・指導能力を身につけることができます。
企業に就職すれば「新入社員」というのは1年間だけであり、後に続々と後輩が入ってきます。
企業では、いずれ他人に様々な事項を「指導」「伝達」するという役目が与えられます。
大学院では、学生時代に教育・指導能力を身につける機会が与えられるのです。
大学院は研究だけではありません。大学院に進学するか否かは様々な観点から検討してください。
また、大学院では様々な種類の奨学金が用意されています。詳細情報は学生部から得てください。
レーザー工学研究室からは、近畿大学大学院総合理工学研究科エレクトロニクス系工学専攻、東大阪モノづくり専攻、他大学では大阪大学大学院工学研究科に進学する学生が多く出ています。
大学院は博士前期課程と博士後期課程に分かれています。
大学院の博士前期課程(2年間)を修了すると、修士(工学)、博士後期課程(3年間)の修了では博士(工学)の学位がそれぞれ与えられます。
一般に、多くの大学院生は、博士前期課程(修士)の修了後、企業に就職しています。博士後期課程(博士)まで進学する人の多くは研究者を目指しています。
レーザー工学研究室では博士後期課程までの進学が可能です。
大学院進学希望者には、教育・研究活動、就職活動等、様々な事項を直接説明したいと考えています。
いつでも研究室を訪問してください。

卒業研究の進め方

4年生卒業時点での就職を希望する方々には、先ずは就職活動に専念してもらいます。
就職活動が一段落すれば、個々に研究テーマを選定します。
最初は研究テーマに関する「基礎勉強」を行います。いきなり高度な研究を行うことにはなりません。
レーザーに関する予備知識が無くても心配しないでください
(「なぁーんにも知りませーんけど、大丈夫ですか?」等と開き直られると困りますが、、、)。
要は意欲の問題です。「基礎勉強」を通じて多くの知識を得てください。
また、レーザー関連の研究だけではなく、電源開発、半導体スイッチ回路開発等、エレクトロニクス関連のテーマも用意しています。基礎の勉強が終了した後、安全教育、研究テーマに関する基礎実験を経て、「研究開始」となります。研究開始後は私、シニアエンジニア、大学院生等と討論する機会が多くなります。研究はなかなかスムーズには進みませんが、研究室のスタッフは愛情を持って皆さんに接します。
研究の成果を卒業論文としてまとめ、卒業研究発表会で研究内容をプレゼンテーションし、単位認定を経て、晴れて卒業となります。頑張れば、世界に1つしかない素晴らしい成果をあげることもできるのです。学会発表や論文発表を通じて、世に成果を報告することもできます。
卒業研究は、独りで行うものではありません。基本はグループ作業ですので、チームワークが必要です。従って、正当性の無い自己主張に対しては厳しく接します。
自立心を持ちながら、個人と全体(研究室→電気電子工学科→理工学部→近畿大学)の発展を願う精神で取組んで頂きたいと考えています。

研究テーマについて

研究内容の詳細はこちらをご覧下さい。研究室を訪問してくだされば概要を直接説明します。
もちろん新規研究テーマの提案は大歓迎です。可能な範囲で検討します。
研究室からの学会発表、論文発表等の研究業績はこちらで公開しています。

イベントなど

研究室では適度に?飲み会等のイベントをやっています。皆さんと楽しく過ごせればと思っています。
他にも「遊び」の提案は大歓迎です。
過去にはボーリング大会、カラオケ大会、ソフトボール等、体力勝負のイベントを多く開催していましたが、私(中野)の適応能力は極端に低下したのでインドアの方がベターです。
肉体的な負担の少ない「遊び」を提案してもらえれば嬉しいです。ちなみに、たこ焼きパーティ、餃子パーティ、うどんパーティ、流しそうめん、焼き肉、ステーキパーティ、なべパーティ、手巻き寿司、ピザパーティ、マレーシア料理パーティ等を開催しました。
イベント等、研究室のトピックスはこちらで公開しています。

その他

4年生の「卒業研究」は問題解決能力の向上を主目的とする科目です。研究室より年間350時間以上の直接研究指導を保証します。
Plan→Do→Check→Act(PDCA)を十分に意識して、個々の研究テーマに従事してください。私、シニアエンジニア、大学院学生をアドバイザーとして十分活用してください。人的ネットワークの活用を体得できる良い機会となります。
社会では多くの事柄が「ビジネス感覚」で成立しています。卒業研究は皆さんの「好奇心・意欲・プライド(誇り)」で成立するものです。「好奇心・意欲・プライド(誇り)」に制限はありません。「学生」と呼んでもらえる最後の期間、どうか「良い想い出」を残すようにしてください。
大学には皆さんを「一人前の社会人」にして世に送り出す使命があります。レーザー工学研究室での卒業研究を通じて、充実した学生生活を過ごしてください。

研究室を卒業した方々の主な就職先(進路)

大学院博士
後期課程修了
大学教員(助教)
大学院博士
前期課程修了
アズビル、奥村組、コムシス、光洋機械工業、シャープ、スズキ、スタンレー電気、住友電装(2名)、セイコーエプソン、大日本スクリーン、中部電力、デンソーテクノ、東芝、東海旅客鉄道(JR東海)、凸版印刷、東レエンジニアリング(2名)、ニコン(2名)、西日本旅客鉄道(JR西日本)、日本精工、日亜化学工業、日立造船(3名)、富士通テン、三井造船、三菱電機、三菱電線工業、リコー、ヤマザキマザック、ヤンマー、GSユアサ、NTN、公務員、教員

進学:
大阪大学大学院(博士後期課程)、近畿大学大学院(博士後期課程)

理工学部
4年次卒業
AVCテクノロジー、アサカ、旭ダイヤモンド工業、アルバック、和泉電気、上野ガス、エクセディ、関西電力、京セラドキュメントソーリューションズ、きんでん、栗原工業、クロイ電機、京阪電鉄、コーデンシ、サムコ、三社電機、三洋電機、サンワテクノス、システムプロ、シスメックス、島精機製作所、住友電装、星和電機、ソニーグローバルM&O、ダイダン、ダスキン、デンソーテクノ、テラテック、東海旅客鉄道(JR東海)、東京電力、東海理化、トラスト・テック、中西金属工業、西日本旅客鉄道(JR西日本)、日亜化学、日本圧着端子製造、日本電産、日伝、パスカル、パナソニックエクセルテクノロジー、パナソニックセミコンダクターディスクリートデバイス、日立産機システム、ビクター、富士通テンテクノロジー、マナ・デザイン、丸島アクアシステム、三菱電機エンジニアリング、三菱電機ビルテクノサービス、三菱電機マイコン機器ソフトウェア、メガチップス、弥栄電線、安永、山本ビニター、リコーエレメックス、理化工業、レッセ・パッセ、NTTフィールドテクノ、NTTME、TIS、公務員、教員、近畿大学附属小学校(教員)

進学:
大阪大学大学院、近畿大学大学院、佐賀大学大学院、信州大学大学院、奈良先端科学技術大学院大学